千島湖の島々を遊覧船でめぐる。

千島湖は、浙江省杭州安徽省黄山のあいだにある人造湖です。

中国でメジャーなミネラルウォーターである「農夫山泉」の取水地として、また、上海近郊のリゾート地としても有名です。

 

従来、上海からのアクセスはやや不便でしたが、2018年の年末に杭州から千島湖を経て黄山までを結ぶ高鉄「杭黄高速鉄道」が開通し、ハードルがグッと低くなりました。

この高鉄に乗り、週末1泊2日の千島湖旅行を敢行します。

 

上海から千島湖までは、高鉄で乗換なしで行けます。上海駅を出発した復興号は、上海虹橋駅、杭州東駅などを経て、2時間半で千島湖駅に到着します。

2等席で158元。千島湖駅で下車する乗客が多い印象でした。

 

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中国の高鉄の駅あるあるですが、千島湖駅と主要な観光地である千島湖国家森林公園や千島湖酸素バーは若干距離があります。

駅から今回ぼくが目指す国家森林公園までは「遊002」のバスで15元。千島湖駅には上下あわせて1時間に4本から5本の鉄道が止まるのですが、このバスは1時間に1本。たまたま接続が悪く、待合室で40分以上待たされてしまいました。


途中、いくつかのホテルで客を下ろしながら、バスは約40分で目的地の中心湖区埠頭に着きます。

 

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中心湖区埠頭発着の遊覧船は9時、10時半、13時の3便があります。これらの時刻はあくまでも目安で、満員になったら定刻前に出発してしまうので要注意。

午前の2便は梅峰島、月光島、漁楽島をまわるコースで、島で過ごす時間を含めて所要時間は約6時間。午後の便は龍山島と梅峰島をまわるコースで、約3時間半。これだけボリュームに差はありますがお値段はどの便も一緒で、1階が175元、2階が208元です。

ぼくが千島湖に着いたのはお昼すぎなので、消去法的に午後の便になります。3時間半も過ごすのだから、どうせならいい席を。33元多めに払って2階席にしました。

 

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1階はやたら混雑しているのに対し、2階はゆっくりくつろげます。また、ぼくのリスニングに誤りがなければ、1階は安全のために航行中にデッキに出られないのに対し、2階は自由に出入りできます。

もし千島湖の遊覧船に乗る機会があれば、ケチらずに2階席。強くオススメです。

 

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さて、中心湖区埠頭を離岸して、20分弱。最初の目的地である龍山島に到着します。

着岸時に集合時間のアナウンスがあります。ここでは点呼を取らないため、とにかく時間を気にしながら過ごし、確実に戻るしか身を守る術はありません。

滞在時間はわずか30分なので、さくっと散策したら終わりです。

 

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朝の7時前に家を出てから食べておらず、ランチの場所も余裕もなかったので、ここで魚の丸焼きで軽く腹ごなし。

大きさに応じて10元、20元、50元と金額が変わります。ぼくが食べたのは20元の魚。何の魚なのかまったくわかりませんが、淡水魚独特の臭みはなく、淡白な身にシンプルな塩の味つけは悪くありません。

 

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遊覧船にさらに揺られること40分。次は2番目にして最後の目的地、梅峰島です。

 

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千島湖観光のメインがこの梅峰島。高台から千島湖を一望できます。

と言いたいところですが、残念ながらそこまで高くはありません。

 

滞在時間は1時間。歩いて上下山すると時間が足りなくなるかも、と脅され、とりあえず行きはロープウェイで登ることにしました。

 

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片道35元、往復なら60元。

でも、たった3分弱で到着します。これなら歩いても10分足らずで着くでしょう。ダマサレタ。

 

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絶景は絶景ですが、一望できるほどの高さはありません。

 

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ロープウェイでショートカットしてしまったため、帰りは徒歩で下山してもまだ時間が余っています。しょうがないので、先の龍山島に続き、魚の丸焼きをおかわり。ついでに、ご当地の千島湖ビールも。

「唐辛子かけてもいい?」「いいよ」

このやりとりの結果、真っ赤な焼き魚のお出ましです。辛すぎて魚の味がわからないし、食後も口がヒリヒリします。ビールが全然足りない。

 

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梅峰島での1時間の滞在を終えたら、40分ほどかけて中心湖区埠頭に戻ります。

行きは一生懸命デッキで写真を撮影していましたが、帰りはぐったりして室内でうつらうつら。3時間半のコースでこれなので、午前発着の6時間のコースにしなくてよかったと痛感しました。

 

遊覧船は3時間半で十分でしたが、聞けば、ダイビングで地下に沈んでいる古い街、通称「中国のアトランティス」を眺めるという興味深いアクティビティもあるようです。

いずれはこちらも楽しみたいのですが、この日は次の目的地、千島湖ビール小鎮を目指し、埠頭を離れていきました。